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写真で食っていくためのノウハウ、風景写真のテクニックなど紹介します。

ソレル スノーブーツ・冬山登山靴 冬のモンゴル装備 その1

今晩、関東の天気予報は雪マーク(夜間の気温は1℃)になっています。山間部の道路凍結はじまっているのでスタッドレスタイヤに交換するいいタイミングでした。一方、来週からご一緒するモンゴル撮影ツアーの皆さんはどんな防寒対策をしようか迷っているのではないでしょうか。この時期ツアー行程のウランバートル~アルタイ周辺気温は、-4~-20℃くらいです。

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ソレル スノーブーツ・冬山登山靴 冬のモンゴル装備 その1

冬のモンゴルとなると段階的な防寒対策でなく全部対策する必要があるのですが、日本の日常生活から想像しにくいのが足元の防寒に関することです。冬山登山の経験がある方なら、-10℃がどのくらい-20℃になるとどのくらいというのが分かってどんな装備にしようとイメージがつくと思います。

個人的な感覚ですが-20℃でも登山のように動き続けるのであれば意外と動けるものです。(防寒よりもでも鼻水対策が深刻。笑)で、-20℃くらいになると表面的な凍傷になる可能性があるので、皮膚を露出させてはいけません。とくに血行のメインストリームがない鼻先などはネックウォーマーやバラクラバ(目出し帽)で覆う必要があります。

といっても、この時期は寒波が来ない限り昼間に-20℃にはなりません。
1時間以上屋外に居ることがあるような、夜間星空を撮る時は万全な対策をしてください。

防寒のポイント

防寒対策といっても目的や行動形態・滞在日数によって変わりますが、モンゴル撮影ツアーのウランバートル~アルタイ周辺滞在における防寒のポイントを挙げます。

  • 足元を冷やさない (←いまココ)
  • 首を出さない(手首・足首・首)
  • 顔以外を露出させない(細かい操作はインナー手袋を着用)
  • ホッカイロを頼る


足元を冷やさないポイント

足元を冷やさないポイントは2つあります。
防寒具だけでなく、指先を動かして血を巡らせることも大事。

  • 防寒具に頼ること
  • 指先を動かし続けること


気温-20℃の足元防寒具

気温-20℃を想定した防寒具は主に2択(+ 番外編)です。

  • ソレル スノーブーツ
  • 冬山登山靴
  • (番外編:市場 ザハで毛皮ブーツを調達)

スポーツメーカーとしてノースフェイスやTevaなどもスノーブーツを揃えていますが、同じ程度の価格帯から防寒性を考えるとソレルが断トツの性能です。(関東で使うと暑くなるくらい。) 冬の東北・北海道、海外寒冷地に行く予定があればこの際揃えても十分に使えるでしょう。(スーツケースに入れるとかさばるのがネックですが仕方ない。)

ソレル スノーブーツ カリブー パックナイロン

ソレルはカリブーが一番有名ですが、耐寒性能はパックナイロンも同じ程度(使用限界温度:-40℃)なので、色合いなど気に入った方を選べばいいと思います。ただ、カリブーの方がインナーやソールの作りが凝っています。(長靴っぽくない感じ) 一方、パックナイロンの方が軽い。

クラシックなウィンターブーツも、防水アッパーをナイロンにすることで、ぐっと新鮮な雰囲気に。ネイビーのタイプはシューレースと目止め部分の赤がポイントになったこだわりの配色に仕上げました。ソレルならではの丈夫な作りのアウトソール&ラバーシェル、ボリュームのあるウォッシャブルフェルトインナーブーツで、極寒でも問題なしの履き心地を誇ります。

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[ソレル] SOREL 1964 Pac Nylon NM1440-F14 231 (Cordovan/9)

[ソレル] SOREL 1964 Pac Nylon NM1440-F14 231 (Cordovan/9)


冬山登山靴 (例えば)スポルティバ ネパールエボ

ぼくは1年のほとんど登山靴で過ごしているので、たまに運動靴を履くと急に足元が軽くなってスカスカ感で不安になるくらいなのですが、そもそもの登山靴のメリットはこんなところです。

  • 砂利や石ころが入らない
  • ソールが硬いので不安定な未舗装路で疲れない
  • 重い荷物を背負っても足首を支えてくれる
  • 防水性


冬山登山靴

上記特徴に加えて雪山登山の特性に対応した冬山登山靴があり、今回ツアーはこちらを履いていこうかと思っています。防寒性はソレルのスノーブーツが断然上ですが、ぼくはツアー中になにかと走り回ることがあるためです。冬山登山靴はアッパー、アウトソールは堅牢で保温性のある素材が使われています。

消費税8%を加えたお値段 74,000円也。これと比べたらソレル パックナイロンのプライスがいかに優れているかが分かります。

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このネパール エボは登山撮影の神様(と勝手に崇めている門谷さん)のアドバイスで購入に至りました。それではじめてスポルティバを意識するようになったのですが、スポルティバの革は柔らかい上等なものしか使っていないので足の馴染みがとてもいいです。まあ、安くはないですが登山用品は使いやすさ(道具としての価値)と値段がすべて比例しているのです。ライカみたいに値段だけ突出しているものはありません。(ライカ欲しい...)

次は、靴下とインソールについて紹介します。(出発に間に合うか??)



muto.photowork.jp

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