部活で毎月写真展巡りをしています。昨日は渋谷~銀座周辺へ。メンバーでそれぞれ意見交換をする(正解はない) + 東京は最新の表現に触れられることがメリットでそれを逃してはもったいない。いずれもオススメの写真展ですぜひ!
新・風景写真部 写真展巡り 6月
会場風景 + 一言コメント、以下回った順番です。(解散時間後、回ったところあり)
「Ryo Ohwada Workshop. Exhibition 2019」@tokyoarts gallery
知性の佇まいを感じます。そして心地よい圧縮感。
写真展というより写真メディア展という認識のほうがしっくりくるかもしれません。
- 部活メンバー:Keiko Kubota・reiko.ym
「Wonder Foto Day Exhibition」@Tokyo Institute of Photography
頭を柔らかくしてくれる、不思議と目にも優しい。
やはり世界が求めているものはSNS映えでなく、裏に隠れがちなものを写真を通じて顕にする作品と感じました。
NONET ~四季の情景~ @富士フォトギャラリー
楽譜を元に自由に演奏し合う9名の個性、エネルギーのようなものを感じました。
そして、ひっきりなしに来場者が訪れる様は、展示メンバーの誠実な姿勢の現れです。
- 部活メンバー:栗本 智恵美
椎﨑 義之 写真展「HAZAMA」@キヤノンギャラリー銀座
あらゆるものに始まりと終りがある。
その気配として宗教観のような落ち着きのある思考性が表にあぶりだされた作品群です。
自然が残すデザイン性として身体に消化しやすい構成に椎崎先生の人柄を感じました。
「FLOWERS -永遠のいのち-」@A.W.P ギャラリー(リコー銀座)
「いわゆる花の盛り・きれいなものこそ写真」という在り方の対にある写真表現。
終焉と生命の力強さを閉じ込め、若手が同じ手法でやったら異なる説得力になるのかもしれません。
ソニーワールドフォトグラフィーアワード2019 @ソニーイメージングギャラリー
日本はカメラメーカーおかげで作例写真を多く見受けられる一方、世界の学生が見つめているもの、その精神性の高さが伝わってきます。
美しさに加えて意味がある。それぞれの尊さと若さのバランスを感じざるを得ません。
加川京 写真展「風と土と」@ニコン銀座
都市生活で失われつつある行為や行事を一つ一つをあらためて紡ぎ直す機会でした。
勝手な想像ですが、加川さんのお父さんも写真家で信念のようなものが引き継がれ、改めて降り立った神聖な空間になっていました。
大事なものを残す。それは表面的な絵柄だけではないことが分かります。
Sony World Photography Awards 2019 @銀座ソニーパーク
しっかり時間を作らないと解釈できないほど力強い作品群でした。
そして、(残念ながら)日本人より海外旅行者のほうが、意図を読み取ろうとしている姿勢に芸術文化性の違いを感じます。
また時間を作って、写真表現の広さを触れにいきます。