リコー GR3を発売日に入手して、撮れば撮るほどにその新しさが分かり日々感心しています。GR3は追加されたトップギアで最高速を更新した超小型高性能スーパーカーといった印象、(カメラオタクの)所有欲を満たしてくれる(笑)のですが、加えてコンパクトカメラでここまで出来るの!? という意外性・面白さを持ち合わせているカメラです。その一面であるマクロモードはコンパクトカメラのイメージを超えたのではないでしょうか・・・
リコー GRⅢ(GR3)マクロモード+50mmクロップモードでここまで撮れる!
クラブツーリズムで開催しているマクロ(+セットアップ)講座にGR3を持っていきました。最短撮影距離が短くなったということでどのくらい撮れるのかを試めそう・・くらいで思っていたら、レンズ交換式カメラ並みの出来高で驚きます。もちろん講座にご参加された方々も。
そして、何より楽です。GR3で搭載された、強力な手ぶれ補正(SR)で手持ち撮影可能 + 軽量本体の恩恵に預かりました。(掲載している作例はすべて撮影後のトリミングなし・手持ち撮影です。)
マクロ撮影をサポートするGR3の新機能
- マクロモード:6cmまで寄れる!(レンズ先端から)
- 撮影倍率0.35倍 + 50mmクロップモード:ほぼ等倍撮影!
- 3軸・4段の手ぶれ補正機構SR(シェイクリダクション)で手持ち撮影OK・三脚不要!
レンズ交換式カメラ + マクロレンズと同等!?
GR3で撮影を繰り返しているとGR3はマクロ撮影にスムーズで無理なくなじんでいくのを感じます。講座ご参加の方々と大きなカメラ(レンズ交換式カメラ)でなくていいねえという会話の流れになりますが、もちろんレンズ交換式カメラの撮影守備範囲は遥かに広いはずです。それぞれを同じスケールで比較すること自体おかしいはずですが、同等かそれ以上に評価されていることにGR3の可能性を感じました。
街撮りスナップなど速射性こそGRが得意とするイメージでしたが、GR3はマクロモードを新たな武器にしたのでしょうか。軽量な本体+手ぶれ補正機能のおかげで三脚を使わず、手持ちでマクロ撮影できる自由度の恩恵は大きく、撮影時間の短縮やわずかなアングル変更で新たな表情を見出すなど撮影チャンスを生むことになります。
一方、クロップモードは画像の切り出しなので画質面で気になるところですが、先に伝えたようレンズ交換式カメラを基準にコンパクトカメラの評価をするのはあまり意味はありません。むしろ、GR3はコンパクトな筐体に高性能を凝縮し、カメラの選択肢の幅を大きく広げたのではないでしょうか。手のひらに収まる小さな本体ながらも可能性が凝縮された頼もしさを感じる機会となりました。
重量比較
- レンズ交換式デジカメ中級機(800g)+マクロレンズ(600g):1.400g
- リコーGR3:257g(バッテリー・SDメモリーカード含む)
画素数比較
- 記録サイズL:6,000×4,000
- 記録サイズL(50mmクロップモード):3,360×2,240
GR2・GR3マクロモード比較
- GR2 マクロモード:レンズ先端から10cm(マクロコンバージョンレンズGM-1装着:最大撮影倍率 0.35倍)
- GR3 マクロモード:レンズ先端から6cm(最大撮影倍率 0.35倍)
GRⅢ GRdayz - macro -
— 武藤 裕也 (@sunnyday_photo) 2019年3月19日
今日はクラブツーリズムのマクロ講座。
レクチャーの合間にすこし撮ったものですがGR3はここまでイケる!
・レンズ先端から6cmまで迫れる
・撮影倍率0.35倍
・3軸・4段の手ぶれ補正 SR (三脚不要)#gr#gr3#ricohgr3#grdays#gr_graph#grdayz#bw#わたげ#タンポポ pic.twitter.com/glr8MUkIKK
余談)
マスク・除菌アルコール類が店頭から消えていますが、HAKUBAのレンズクリーナーはアルコール入りの除菌タイプです。
液体タイプ・ウエットティッシュタイプがあります。触るとピリッとくるのでアルコール濃度は高いようです。