心に花を*フォトプロジェクト ココハナのお付き合いは6年くらいになるでしょうか。唯一の体育会系ワークショップとして今年もご協力させていただきます。今年のテーマは、思考のストレッチ・写真の筋トレレシピです。インスタ映えというワードをよく見ますがインスタ映えに縛られないいい写真を撮るための思考のストレッチと写真の筋トレレシピを秋の夜長にいかがでしょうか? そして、こうのす花火大会をテーマにするのは今年で3回目、帰路のJR鴻巣駅は地獄と絶望の様相となっていますが現地にてエスケープルートをご紹介します。
前半:思考のストレッチ 後半:写真の筋トレ
このワークショップは花火の撮り方をお伝えする場ではありません。タイトルにあるよう写真(photograph)というMedium(仲介するもの)の付き合い方・考え方をお伝えする機会です。場所取りをして三脚とケーブルレリーズを使って設定はバルブ...といういわゆる花火撮影講座ではない点をご注意ください。
個人的には前半座学がすべてと言っても過言ではなく後半の実践はおまけに思えるくらい、これから長く写真をやっていくために必要な写真的思考です。たとえば素敵を共有しあうプラットフォームのインスタグラムが、気付いたらインスタ映えのための場になってしまっている、、インスタで消耗している方におすすめの講座といえます。
ほか、花火に限らずマンネリ写真・定番写真からの脱却をしたい方など思考のストレッチ効果で写真の幅や見方が広がることでしょう。そして後半の実践でそれらをぜひ実践(筋トレ)する機会にしてください。分かっていてもひとりではなかなか出来ないものです。
- 前半座学:いい写真とは? そもそも写真ってなんだ?(思考のストレッチ)
- 後半実践:こうのす花火大会で撮影(写真の筋トレ)
【持ち物】こうのす花火 思考のストレッチ・写真の筋トレレシピ
自分を変えたかったら環境を変える・付き合いを変えるなど言われています。それらと同じく写真を変えたかったら機材を変えてみましょう。いわゆる花火大会・花火講座で伝えられるような三脚やレリーズはなくても花火の写真は撮れます。それらに頼っていたところで何も変わりません。
久しぶりにフィルムカメラで撮ってみるのも良し。軽快にスマホでも良し。機材を変えれば写真が変わります。思考が変われば写真が変わります。とくにいつも機材満載という方はシンプル・身軽に撮る機会にしてはいかがでしょうか。
講座で紹介する基準となる機材
- レンズ交換式デジタルカメラ
- 単焦点レンズ(超広角~標準:広角寄りがおすすめ)・望遠レンズ
- 軽食・飲み物(売店は混雑しています)
※ あくまで基準とする機材で、何を持ってくるかは自由です。
※ 機材の貸し出しはございません。
※ 夜は冷えますので防寒具ご持参ください。
事前理解のための記事
事前資料として以下の記事を読んでいただけると理解が早いです。すこし古いものもありますがいずれも当方のブログ記事です。
旅とは新しい風景をみることではなく、新しい目をもつこと - The moment
- 自分探しの旅は美談でしかない。自分はどこか遠くにはない。
- カルチャーショックこそ旅
- 世界遺産とは使い古されたランドマーク
【写真展を見る】いい写真展 8つ要素(1/2) | 海を歩くために 武藤裕也
- いい写真展は「作例展ではない」
- いい写真展は「空間をつかっている」
- いい写真展は「社会性を伴う」
- いい写真展は「覚悟がある」
- いい写真展は「作者と作品に関わりがあること」
- いい写真展は「オリジナルのテクニックがある」
- いい写真展は「文学的である」
- いい写真展は「誰でも行ける」
- いい写真展は「新しい地図」
【風景写真を考える vol.1】 上達しない理由は「構図」という概念にある | 海を歩くために 武藤裕也
- 風景写真を考える
- 定番写真から抜けられない理由
- いわゆる三分割構図
- 日の丸構図は正直な表現方法
- 構図論より意味があること
ココハナフォトフェス2017 思考のストレッチ・写真の筋トレレシピ
長々とかきましたが花火写真に限らずいわゆる正解に囚われることのないよう、視野を広げる機会になればと思っています。
- 日程:10月7日(土)
- 座学:13:30~
- 実習:18:00~(こうのす花火大会)
- 定員:15名
- 座学のみ:2,500円
- 座学+撮影会:6,000円
- 場所:so-space(北原宿)東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-3
※ 実習・撮影会からの参加はできません。
※ こうのす花火大会中止の場合、写真展めぐりを予定しています。
※ 開催情報:こうのす花火大会公式サイト