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写真で食っていくためのノウハウ、風景写真のテクニックなど紹介します。

御苗場 vol.27 関西 スライド展示【SS19】オンライン参加しています!

御苗場は前回vol.26から UnUsual Photo Fest! という前置詞が付きました。前置詞とは名詞の意味を補う役割がありますが、リアル・オンラインのハイブリット型と命名の通り今までなかったイベントとなりました。2020年は思わぬことが続きましたが反面で新しい仕組みがたくさん生まれました。

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御苗場 vol.27 関西 スライド展示【SS19】


御苗場 vol.27 関西 スライド展示【SS19】オンライン参加しています!

10/23(金)から御苗場始まっていたんですよね・・ 忙しくて見れていない&参加者特典の動画も視聴期限切れていたわ・・ しばらく忙しい日が続くけど挽回しなくては!

前回の御苗場 vol.26 は開催直前で横浜を延期して3331千代田で開催。誰もが想像していなかった状況でしたが、初のオンライン展示を見て「これで十分じゃない?」というのが僕の結論。ということで今回スライド展示で申し込みしました。

「オンラインじゃ伝わらないよ!」っていう意見はごもっともですが「オンライン以上(つまりリアル展示)で見てみたい」と思わせる事を目標のひとつにしていいのではないでしょうか。

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初オンライン開催となった 御苗場 vol.26 のVR展示風景


手ぶら感覚が潔くて良い

御苗場の参加は5~6回目(?)です。今までの準備~搬入に比べるとオンライン送付はもちろん簡単というより、本人が忘れてしまうほどあっけない。搬入で苦労するからこそ当事者であること自覚するのかもしれません。

個人的にはこのくらい手放し出来るのが理想です。というのも、作品を手から放ったら自由に見てもらうべきで、本人は在廊しないとNGといった風潮に違和感を感じています。展示会場によっては発表というより同窓会になっていて、それ以外は部外者といった経験を少なからずしてきました。さらにかつて会社で行われていた運動会を何となく想像させます。

疑問を書きだすとキリがない部分もありますが本人がいなくとも自立しているのが公に晒す作品であって、SNSで「不在ですみません」「直接説明したいのですが」といったコメントを見ては自分と世間の価値観が違うのかなと思ったり、一方でこうあるべきや普通とか正しさを平成に置いてこれなかったんだなと思ったり思わなかったり。

まあ、僕はリアル展示が終わってからの告知になったけど、展示なんて本人が勝手にやっているものなので何となく知っているくらいでいいんじゃないかな。Facebookイベントで展示の招待がきて、さらに直接DMが来るとかプレッシャーでしかありません。

作品をみて、この人に会ってみたいな・話を聞いてみたいなと段階を踏むストーリーがあった方が作品から人らしさへ移行して縁となる部分があるかもしれません。

個人的に抱えていた疑問をオンライン展示が解決してくれるのでしょうか。

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御苗場 vol.27 関西 スライド展示【SS19】

このシリーズは7年くらい続けているもので、2020年にアレンジしました。
2019年以前に撮ったもの・2020年に撮ったものが半々ですが、その境がなくなるでしょうか。

今まで満ち足りているようで何かが足りなかった。
ニューノーマルの生活は、そんな当たり前を分解した。

デジタルが領域を広げていく中で綻びがほつれていくような
社会はまだアナログで成り立っていた安心感を示すような
どこか着飾っていたかのような温かみすら感じ得えないだろうか。

  • カメラ:Mamiya7Ⅱ
  • フィルム:アクロス100

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