The moment

写真で食っていくためのノウハウ、風景写真のテクニックなど紹介します。

【写真展開催】現代版バベルの塔 放射性廃棄物処分場について(京橋TIP)

2015年7月15日(水) ~ 2015年7月26日(日) 京橋の72Gallery(TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY)で、グループ展:T.I.P MEMBERS EXHIBITION に参加します。

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今月はずっと地方にいた(という言い訳で)、コンセプト・作品を送った後に言葉不足に気づきました。(ごめんなさい)

自宅に戻り次第、展示作品とともに手にとっていただきたいブックを作ろうと思いますが、それまでこちらで写真展告知とイメージの補足をいたします。

バベルの塔と現在進行している事象(問題)を重ねながらご覧いただきたいと思います。


バベルの塔とは

バベルの塔とは、旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔です。
実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまったと言われています。

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出展:ヨース・デ・モンペル『バベルの塔』国立古美術館蔵


現代版バベルの塔

空想的で実現不可能な計画をバベルの塔と比喩されます。使用済み核燃料の処分目処が立っていない原子力発電所トイレのないマンションと例えられるよう、過去(神話?)にも現代にも同じようなことが繰り返されているように感じます。


撮影場所について

展示写真は、 東京電力福島第1原子力発電所の事故によって発生した指定廃棄物の最終処分場候補地に指定された地域の森や木々です。

最終処分場候補地

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いずれも国有林ですので、役場・関係省庁に確認・許可をとって立ち入りました。

展示はA1サイズ、12枚です。

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それぞれの地域は

  • 水道水源特定保全地域に指定されている
  • 活断層が直下にある
  • 自衛隊演習場に隣接されている

など、放射性廃棄物の処分場を建設するにあたって相応しい立地であるのか疑問視されています。

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展示期間:2015年7月15日(水) ~ 2015年7月26日(日)
補足資料としてブックをご覧くださいませ。


72Gallery

TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY

東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F
・JR東京駅 八重洲南口より徒歩7分
・都営浅草線 宝町駅A4番出口より徒歩1分
東京メトロ銀座線 京橋駅1番出口より徒歩1分

水・木 : 12:00〜20:00
金・土・日 : 12:00〜19:00
休館日 : 月・火