桜の巨木がたくさんある安曇野に行く予定だったのですが、今年は桜の開花がおそく安曇野はまだつぼみということで山梨の桜(大善寺~勝沼ぶどう郷駅)に行ってきました。今回は1泊2日で1日目は山梨の甲州市~北杜市の桜、2日目は長野県松本市~駒ヶ根の桜と広く動いて桜を楽しんできました。
ぶどう寺 大善寺(山梨県甲州市勝沼町)
夢の中にぶどう(今の甲州ぶどう)を持った薬師如来が現われたのが大善寺の起源で、本尊の薬師如来像は右手に葡萄を持っています。また、当時ぶどうは薬として扱われ、ぶどうの栽培を広めたきっかけになったそうです。
養老二年(AD718)僧行基が甲斐の国を 訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、日川の渓谷の大石の上で修行したところ、満願の日、夢の中に、手に葡萄を持った薬師如来が現れました。行基はその夢を喜び、早速夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置したのが、今日の柏尾山大善寺です。以来、行基は薬園をつくって民衆を救い、法薬の葡萄の作り方を村人に教えたので、この地に葡萄が 栽培されるようになり、これが甲州葡萄の始まりだと 伝えられています。
勝沼ぶどう郷駅
桜の隠れ名所である勝沼ぶどう郷駅、撮り鉄ローカルルールがあるようで立ち入り場所は注意が必要です。ただ、満開の桜にも関わらずのんびりした雰囲気で心地よいフィールドです。無料駐車場にも関わらず、何名も交通整理係がいてそれほど広い駐車場ではないものの待っていれば駐車が可能です。
勝沼ぶどう郷駅は鉄道の日記念行事の一環として特徴ある駅を公募・選考委員会で100駅を選定された、関東の駅百選に選ばれています。
勝沼はすでにこの地域に開通していた中央本線上に新しく設置された駅である。まず1913年(大正2年)に大日影信号場が設置され、それが駅に昇格する形で同年4月8日に勝沼駅は開業した。当時は勾配上にホームを設けるのを避け、通過可能なスイッチバック駅であったが、1968年(昭和43年)にスイッチバックは廃止された。1993年(平成5年)に現在の勝沼ぶどう郷駅へ改称された。さくらんぼ東根駅、井川さくら駅などこの後地名と名物を組み合わせた駅名がJR東日本には多く登場するが、この駅はその嚆矢となった。
勝沼ぶどう郷駅(かつぬまぶどうきょうえき)
- 勝沼ぶどう郷駅
- 所属路線:東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅
- 開業:大正2年4月8日
- 住所:山梨県甲州市勝沼町菱山
風景写真女子部は月に1回くらいの活動ペースでしたが、4月は毎週どこかに出かけていています。(つづく...)