自分探しの旅なんてそれっぽい言葉があるけど、よそに自分を求めたところで見つかるはずはないでしょう。驚く景色に出会おうがが世界遺産を巡ろうが単なる暇つぶしに過ぎず、良くも悪くもカルチャーショックのような体験をしてこそ旅といえるのではないかと思います。それらを写真に置き換えると事実として写したものは(情報はいくらでも入ってくるので)どこかマンネリ化し、一方、新しい提案をしている写真は見慣れた景色でも旅をしている、旅を共有しているという新鮮な感覚を覚えます。
先日の講座で「いい写真とはなんですか?」「個性ってなんですか?」とひっきりなしに質問され幾つかの例を出しましたが、後にこんな事を出しても良かったかなというカンボジア旅行を紹介します。
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