パリフォト・サテライト展示 から帰ってきました。公式報告は改めて行うとして、個人的感想・雑感です。全体的に来場者の興味をもってくれたのは何かしら仕掛けのあるものでした。例えばぼくの展示(写真下)を挙げると、平行・対・対峙もしく既視感など直感的に型にはめてもらい、あとは自由に思考してもらおうという試みです。それは見る側がぼくの意図から離れていくほど、意外なコメントほど僕としても楽しめますし、それらはまさに写真を通じた自由なコミュニケーションでもあります。単に制作意図を説明して終わるのではなく意見を交換できる。それも僕たちがもっとも得意とする写真ですので、中学生英語でもなんとかなるものです。 (日本でよく聞かれる場所はどこですか?機材は?絞りは? のような制作無視ともとれることは聞かれることなく、作品というフィルターで通じ合うものがあるというのはとても心地よいものです。写真を咀嚼しているなあという感覚があります。)
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