写真展 2日目に野町和嘉先生が会場にお越しくださったことを書きましたが、ぼくが驚いた以上に周りの方々が驚いていました。贅沢な話はそれだけでなく、写真展3日目はキヤノンカレンダー作家の Goto Aki さん、司会に編集者の 畠田 大詩 さんをお迎えしクロストークを開催いたしました!
風景写真の新しい動き
風景写真というカテゴリでどんな写真を想像するでしょうか?
グーグル検索にかけたところ、このような画像が出てきます。
簡単に言い切ることはできないですが、これら画像が一般的にイメージする風景写真というカテゴリの象徴と言っていいのかもしれません。デジタルカメラの出現と、SNSや画像共有サイトなどによって1日4億枚がUPされている中、これらに続いて個性を出すのは難しいように感じています。
写真の個性とは何に注目しているか、その人の視線の先が現れているものではないかと感じています。それらは撮影することで完結するのではなく、写真を通過点にしてその先に目的があるものではないかと思っています。
そんな個性のある風景写真を少し紹介すると以下の様なグループ・コンペに代表があります。これらは風景写真の新しい動きのように感じています。
風景写真集団 NODE(ノード)
展示のたびにグループ写真集を発行されています。知的で冷静に見つめる風景群でおすすめの写真集です。
(そのうえ安い!)
fotolore.net
KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD(広くネイチャーフォトを定義するコンペ)
リンク先の2015 公開審査会リストを見ても風景写真の広さが伺えます。
毎年秋に、川場田園プラザ(家族で一日楽しめる道の駅 東日本第1位)で屋外展示をされるなど、取り組みに独特性を伺えます。
風景写真のこのような動きがある中、Goto Akiさん2015年の作品 elements 時を観る 光の旅 は自然造形の構成要素(elements)を抽象画のように捉えた作品のシンプルさが新鮮であったことと、正月明けに参加したトークイベントで作品に対する柔軟な姿勢を拝見してどこかでお話できたらと憧れていました。
お話する機会といってもなかなかあるものでもないのですが他に機会はないので思い切って連絡、難しいスケジュール調整をしていただいた上でトークイベントが実現しました。
Goto Akiさん、当日はEOS学園受講者の皆さん、ご協力ありがとうございました。m(_ _)m
で、トークは?
トーク時間は1時間です。講座で1時間はあっという間で物足りないという感覚がある上に、二人のクロストークとなると少し話したらすぐに終了時間かなと高を括っていましたが、普段と雰囲気が違う上にGoto Akiさんと一緒ということで数年ぶりに緊張して、このまま溺れてどうかなってしまうんじゃないかという感覚でした。。
トークイベントにご参加いただいた皆さまはどのような感想をお持ちだったのでしょうか。(ほんとに聞きたい。今度聞きますね。)緊張という感覚を忘れていたくらいにギリギリだったので内容はほとんど覚えていないのですが、Goto Akiさんの温かいフォローと司会 畠田 大詩さんの豊かな話題提供でなんとか泳ぎきれたようです。(大汗)
トーク後にGoto Akiさんと個人的なお話する機会があり、それは作家たらしめる哲学の切片に触れる機会でいままで見ていなかった闇に光を照らすような、視野が広がった感覚でした。
1時間の間に様々なキーワードが出てきたと思います。それらを軸にご参加いただいた皆さまにとって有益であれば嬉しいのですが、この機会で一番有益だったのはぼくではないかなとそれ程のことのように思えました。
これもGoto Akiさん、畠田 大詩さんをはじめ、トークイベントにご参加頂いた皆さまあっての機会です。
ご協力、どうもありがとうございました!
五十嵐里奈さんの動画日記
いつの間にかUPしてた。りなぞうやりおる。
動画日記、銀座で開催中のむとうさん(@sunnyday_photo )の展示に行きました。銀座で個展で満員ってすごいっす。 pic.twitter.com/WD7Rlvv2qq
— いがりな (@_IgaRina) 2016年5月22日
今日からキヤノンギャラリー銀座展示の後半です。
- 期間:5月25日(水)まで
- 時間:10時30分~18時30分(写真展最終日 15時まで)
- キヤノンギャラリー銀座(東京都中央区銀座3-9-7)