2023年1~2月にモンゴル鉄道に乗ってウランバートルからロシア国境まで+α の旅をしました。主にフィルムカメラを使っていたのでここで掲載するデジカメ写真(Ricoh GR3)は部分的になるんだけど日記的に振り返ります。
- 成田 - ウランバートル
- ウランバートル - スフバートル
- スフバートル - アルタンブラグ(ロシア国境)← 今ここ
- スフバートル - ダルハン - エルデネト
- エルデネト鉱山見学
- エルデネト - ウランバートル
モンゴル鉄道の旅 ウランバートル・スフバートル・アルタンブラグ・ダルハン・エルデネト【3/6】
ウランバートルの中心地にスフバートルという名称の広場がある。そしてウランバートルから離れたここもまたスフバートルという名称。これはモンゴルの革命家で軍人だったダムディン・スフバートル将軍の活躍に由来します。ダムディン・スフバートル将軍は1921年にモンゴル人民党を率いて、中国やロシアの支配からモンゴルの独立を勝ち取りました。彼はモンゴルの英雄として尊敬されてるため広場、学校などにスフバートルという名称がつけられています。
そして、こちらスフバートルという地域は、モンゴル北部にあるセレンゲ県の県庁所在地。中国とロシアを結ぶモンゴル縦貫鉄道のスフバートル駅があります。
スフバートル - アルタンブラグ(ロシア国境)
今回旅のメインであるロシア国境、アルタンブラグへ。部分動員令の発令と同時にロシアから国外脱出する長蛇の列を作った場所です。
ただ、アルタンブラグは名所らしき場所があまりないということで午前中はスフバートルの周辺をめぐり、午後からロシア国境の町 アルタンブラグへ行きました。
自由貿易区でカメラ没収・・
スフバートルへ戻る途中に馬を調教している人たちの風景を撮っていたら、何人だ?と言われて日本人と答えると家に入っていいよと案内をされる。ちょうど夕食時でお茶と出来立てのボーズ(肉まんじゅう)をご馳走になりました。あっさりした馬肉で美味しかった。
その前に事件があって、アルタンブラグの唯一の名所ともいえる自由貿易区で国境フェンスなどを撮っていたらライフルを持った国境兵が歩いてくるのが見えた。すみやかにプリウスへ戻ったがもちろん国境兵は近づいてくる。撮影禁止という標識などなかったが、カメラを没収されるという他に思い当たるものはない。
国境兵がこちらの車両までやってきて、今回の旅をコーディネートしてくれているモギさんの間で強めの口調でやり取りが続く。ダメとなればダメなんだろう。カメラは没収になるだろうとあきらめていた。それまでに撮っていたフィルムが15本くらい。それまで取られることは事はないだろう。しかし今回、一番の目的である国境に関するフィルムがなくなるのは想定外。作品構成をどうしようか考えるほど長い時間だった。
が、やり取りの末に国境兵はカメラを没収することなく帰っていった・・
モギさんは今回に限らず数々のトラブルに対応してくれた頼もしい方です。
写真日記を書き終えた後、番外編で改めて失敗編を振り返ります。旅にトラブルはあるもの。
後になってふり返られるというのは糧になった証拠。
スフバートルへ戻ってその日の夜に駅へ。電車で鉱山都市 エルデネトへ。
ここでもまさかの・・
2024年8月 モンゴル修行にいくよ(現在4名)
2024年8月、ペルセウス座流星群の極大日をはさむスケジュールでウランバートルから南へ300km。
一般ツアーではいくことのないイクナート自然保護区に滞在します。
宿泊をするゲルのドアを開けたらすぐに満点の星空!