昨年に続き、チャリティー企画写真展「The secret 2016」に参加させていただいております。有名作家の方々と会場をともにさせていただき光栄です!
Misha Erwitt、赤城耕一、安達ロベルト、阿部秀之、有地訓、飯田鉄、伊藤之一、岡嶋和幸、岡本尚也、葛西亜理沙、川隅功、こばやしかをる、佐藤仁重、佐藤倫子、塩澤一洋、鈴木一雄、鈴木光雄、高倉大輔、テラウチマサト、中藤毅彦、野澤勝、浜崎さわこ、藤城一朗、藤田一咲、まるやゆういち、武藤裕也、村田一朗、山崎エリナ、渡辺達生(敬称略)
チャリティー企画写真展「The secret 2016」 リコーイメージングスクエア銀座
展示作品は29点で、一律 1点 5万円で販売されています。昨年は平面に対する価値の厚みのようなものを考えて手焼きバライタのものを出品しました。また、先月はフランスに行ってくるなど写真と貨幣価値の関わりを広く感じてきたわけですが、知れば知るほど価値ってなんだろうと思います。
買う側の価値と売る側の価値はそれぞれの教養を持って付加されるものなど、常に揺らいていて、そのあたりが楽しめるようになるといいのでしょうか。
特に売るということを考えた時、紙以上の厚みが欲しいです。それをどう捉えるかはさまざまあると思いますが、少なくとも5万円分の仕掛けを準備しないと出す側として納得ができません。もちろん、手間がかかったから単にいくらとは言うのは筋違いですが、誰もが簡単に写真を扱えるようになった今の価値はなんだろうと考えます。
2,000円分の小麦粉に水と食塩を加えて練ると80,000円分の手打ちうどんになると聞いたことがあります。これが手間。地方で売ると1杯600円、表参道で売ったら1,200円。これは需要とブランドの付加価値です。
今まで経験した多くの展示と違って、今回のようにレギュレーション設定(制約)があることで不思議と制作意欲がでます。それは敢えて手を使わないでボールを運ぶ、サッカーが面白いのと同じ理由に感じました。今となってはアナログプリントも同じことが言えるのかもしれません。
なにをSecretにするか?
写真展「The secret」のテーマは、
先入観にとらわれず、好き・嫌いを超えて作品と対峙していただき、1点1点に込められた想いを感じながら鑑賞いただきたいと考えています。
というもので、写真と作家名が1対になっていません。
そこで写真展の見かたが様々ありますが、これは誰のだろう?と参加リストから紐付けしていく謎解きのような楽しみ方をされている方が多いようです。
ぼくも誰が何を出しているのか知りませんが、その人の背景のようなものが写真にあるようで、この人は絶妙な隠れ方をするなぁとまるでインディアンポーカーをしている気分にもなります。
会期終了後、リコーイメージングスクエア銀座のホームページ にて作家名と作品を公開するそうです。
チャリティー企画写真展「The secret 2016」 銀座
- 日程:2016年11月30日(水)~12月25日(日)
- 時間:11:00~19:00(最終日16:00まで)※入館は閉館時間30分前まで
- 価格:一律 5万円
- 場所:リコーイメージングスクエア銀座 ギャラリーA.W.P
- 住所:東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F
入場料金
- 利用料:510円(税込)
- 年間パスポート:3,600円(税込)
- ペンタックスリコーファミリークラブ会員:無料
入場料がかかりますが、年間パスポートを作って銀座の隠れ家的空間を利用するのがおすすめです。
セルフのフリードリンクです。
- 告知にあたり会場内の撮影と掲載の許可を得ています。
- 上3点ともGRⅡのエフェクト:ブリーチバイバスです。パリ風景の相性がよかった。