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【もらえる給付・貸付】緊急小口資金貸付(20万円)申し込み完了! 生活福祉資金貸付 | 新型コロナウィルス【4】

緊急小口資金貸付は、 資金の貸付と相談支援など世帯の生活の安定と経済的自立を図ることを目的として以前からあった制度ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い特例措置として、貸付対象や上限、期間などが拡大されました。さらに条件によって償還を免除(返済不要)となって実質的な給付措置となりそうです。仕事・収入減、休業となってしまった非正規・個人事業主・フリーランスは検討・活用したい制度です。

昨日、緊急小口資金貸付:20万円 を申し込み完了しました。その申し込み手順必要書類を紹介します。

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緊急小口資金貸付(社会福祉協議会)


【もらえる給付・貸付】緊急小口資金貸付(20万円)申し込みしてきた! 生活福祉資金貸付 | 新型コロナウィルス【4】

緊急小口資金貸付とは、3/25(水)より措置拡大となった生活福祉資金・緊急小口資金の特例貸付制度(厚生労働省)です。

その特例貸付制度は2種類。いずれも無利子・保証人不要で合わせると最大80万円の貸し付けが受けられ、条件によって償還を免除(返還不要)となるものです。本記事は、緊急小口資金貸付の申請手順について紹介します。

生活福祉資金貸付
  • 緊急小口資金貸付:個人事業主:20万円以内・その他:10万円以内 ← この記事で紹介するのはこちら
  • 総合支援資金貸付:2人以上:20万円以内/月・単身15万円以内 / 月 3ヵ月以内

条件など詳しくは過去記事ご覧ください。

muto.photowork.jp


緊急小口資金貸付の手順

緊急小口資金貸付の手順は大きく3つ。

  • 電話で予約
  • 書類を揃える
  • 社会福祉協議会で手続き

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緊急小口資金貸付(社会福祉協議会)


【1】電話予約

緊急小口資金貸付の相談・手続き先は区役所・市役所など役場でなく、社会福祉協議会です。
まずはお住まいの社会福祉協議会へ電話で予約をしますが、想像のとおり申し込み電話が殺到しているそう。なかなか繋がらない状況で今回申請にあたって一番のハードルとなるかもしれません・・(はよネット申請!)

私は今回の拡大措置が発表になった直後に電話して込み合っていると言われたものの1週間後の日時予約となりました。お住まいの地域によって状況が異なると思いますが予約数は日に日に増えているそう。

今回の拡大措置は予算達するまでといったアナウンスはありませんが、計上された予算に上限があるのが通常です。心当たりのある方は「明日でいいかな・・」でなく今から電話するのが吉でしょうか。

電話では仕事の内容収入減少の見込みなどのやりとりをした後、申請に必要な書類・予約日時の説明です。


お住まいの社会福祉協議会

>> 都道府県・指定都市社会福祉協議会

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【2】書類を揃える

申請に必要な書類は、自分で持って行くものと窓口で用意しているものがありますが、申請者があらかじめ用意するものは住民票の写しくらいで身の回り品以外に特別なものはありません。以前の必要書類と比較する限り今回の特例措置で貸付範囲拡大となっただけでなく、書類も簡便になっているようです。(推測)

自分で持っていくもの
  • 本人確認書類(健康保険証、運転免許証、パスポート、住基カード等)
  • 住民票の写し(世帯全員が記載された発行後3か月以内のもの)
  • 預金通帳(減収の確認できる通帳・税金・社会保険料・公共料金等の支払いしている通帳)
  • 印鑑(銀行印)

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住民票の写し(photoAC)


【3】社会福祉協議会で手続き

電話予約で日時・手続きの流れやスケジュール、場所の説明があります。当日は(当たり前ですが)遅刻しない様にすることと、地域によって社会福祉協議会の支所が複数あるので日時とともに住所・建物の念のため確認しましょう。
(成城学園前駅周辺に社会福祉協議会が2か所あって見事に間違えました・・)

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社会福祉協議会(成城学園前)

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世田谷区社会福祉協議会

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緊急小口資金貸付の会場案内

会場はソーシャルディスタンスを意識した配置・構造になっていて、60平米くらいの部屋に職員が4名(受付・申請者対応職員・事務職員)だけ。申請用テーブルは職員・申請者間の飛沫が飛ばない様に透明のプラ板が即席ながら立てられて、ひとり受付が終わるたびにテーブルをアルコール消毒していました。

(先日行った世田谷区役所と大きく異なり感心)

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申請用テーブルをアルコール消毒する職員


窓口で書いた書類

以下書類は申請窓口で用意されています。

  • 状況を確認する書類
  • 借入申込書
  • 借用書
  • 口座振替依頼書

状況を確認する書類:過去・現在の借入状況の確認・緊急小口資金貸付の条件確認(はい・いいえ形式)

借入申込書:いくら借りて、何回で返済したいという旨を記載する申請書
申請理由を記載する項目がありますが、新型コロナウイルス感染症収入が減少する、もしくはその見込みあることがキーワードとなっているようです。(おそらくこの申請で一番重要)

借用書:お金を借りた内容を証明するもの

口座振替依頼書:1年後に開始される引き落とし口座の情報と銀行印の捺印



これまでに行った電話予約・書類の用意の後、遂に申請となりますが、審査と思われる面談は簡単なもので申し込みが殺到している状況を想像させました。

必要書類に加えて私は仕事の中止連絡メールを印刷したもの・過去の収入を示すものなど、突っ込まれるであろうことを想定して減収の見込みを示す書類を数種類を用意していましたがそれらを出すことはなく、口頭の確認のみでした。詳細は分かりませんが、窓口申請時に簡単な仮審査、記載書類で本審査という流れになりそうです。

あらかじめ用意する書類さえ用意すればスムーズに申請完了するし、申請は1対1で行うので書き方が分からない場合すぐに尋ねることができます。

お金を借りる・・って難しい書類があるのではないか。そして申し訳ない・・気持ち(や怖さ)がありましたが、難しいことはないどころか丁寧な対応に感謝。

「緊急小口資金(特例貸付)を申し込まれた方へ」という紙面(下画像)を受け取り申請完了です。



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緊急小口資金貸付 申し込み完了!

その他

申請金額は最大20万円返済回数は24回まで任意で設定できます。よっぽどな理由がない限り借入額は20万円、24回払いとなるでしょうか。

入金は申込日から1週間程度で振り込まれるそうですが、今後の申し込み状況に応じて遅くなる可能性があるとか。申請完了時に渡される書面(上の画像①)に送金予定日が記載されます。

そして、口座・口座情報の不備は辞退扱いになるそう(②)です。銀行印のお間違えないように!

拡大措置となった緊急小口資金貸付は金銭負担のかからない無利子の貸し付けで、条件によっては償還を免除(返済不要)となるので、新型コロナウイルス感染症関連で収入の変動や不安のあるフリーランス・個人事業主は申請しない理由はないのではないでしょうか。