ニューボーンフォトで画像検索すると、新生児の関節に無理のある(炎症や障害の可能性)ポーズの写真が出てきます。最近はニューボーンフォト協会設立に向けて助産師さんや看護師さんと相談する機会があり、それらを見てもらうと絶句されることが少なくありません・・。正しい新生児の知識をもったカメラマンの育成をする「一般社団法人ニューボーンフォト協会」を設立に向けてクラウドファンディングを開始しました。
一般社団法人 ニューボーンフォト協会@クラウドファンディング
ニューボーンフォトは数年前に日本にやってきて、SNSの影響のもと最近多く見られるようになりました。現在、カメラマン向けの書籍はなく、講座もあまりない上にあっても高額なものばかりです。講座はカメラや撮影設定の内容ばかりで、新生児の安全と知識についてはA4プリント1枚で触れられる程度。海外で著名なニューボーンフォトカメラマンの講座なども徐々に日本で開催されるようになってきましたが、海外の赤ちゃんと日本の赤ちゃんの知識を一緒にできないことが少なくありません。(助産師さんの話を聞くと骨格・発育など違うそうです。)
撮影料10万円以上の大手写真館ですら、赤ちゃんに(発達を逸脱した)無理やりポーズをさせている写真が平然とWEBサイトに掲載されてます。それを真似して「なんとなくこうかな?」と雰囲気で撮影するカメラマンがさらにあやうい状況をつくってしまっています。
何よりも我を優先することを揶揄したインスタ映えが昨年の流行語になりましたが、新生児撮影でも同じようなことが起こっているように思えてなりません。ニューボーンフォトにおいては赤ちゃんのペット化と捉えてもおかしくないかもしれません・・
SNSやWEBという強力な情報の波に逆らうことなど到底できそうにありませんが、そこで撮る側・見る側、共に正しい知識を持ってほしいと考えています。
一般社団法人 ニューボーンフォト協会 認定カメラマン
一般社団法人 ニューボーンフォト協会の主な活動はニューボーンフォトにおける正しい知識の啓蒙です。カメラマンに向けて新生児の知識とコミュニケーションの方法や母親の心理など、新生児の専門家を交えた講座を開催します。(ご要望に応じてカメラ・撮影講座も)
- 安藤 真喜子先生(保育士・心理支援士・ほどき心理相談所副所長)
- 濵脇 文子先生(助産師・保健師・看護師・産前産後ケア推進協会理事)
カメラマンはなによりニューボーンフォトならではのポーズやノウハウを知りたいのではないかと想像しますが、ポーズを知る前に骨格や発達を知る必要があるし、その前に活動と睡眠のリズム(起きている時・寝ている時で相応しいポーズが異なる)があるし、その前にコミュニケーションのとり方を知っておくことなど、助産師さんから話を聞けば聞くほど最低限これだけというものはないように思います。
それでもそれらを修了したニューボーンフォト協会の認定カメラマンは、協会WEBサイトに名前(活動名)・URLリンクを掲載し、依頼者と直接、撮影のやり取りをすることができます。そして協会に依頼された撮影相談を認定カメラマンに割り振りをします。これはカメラマン業として継続的な良い機会になるのではないでしょうか。
短期集中21日間 クラウドファンディング
クラウドファンディングを公開する数時間前まで特許庁にいて、商標登録の申請をしていました。知見財産の主張というより公のお守りをもらうためですが、ニューボーンフォト協会設立に向けてすでに具体的なアクションを起こしています。
キャンプファイヤーは最大80日間のクラウドファンディング期間を設定できますが今回、短期集中21日間としました。クラウドファンディングは初動でどれだけ動きがあるかがサクセスの肝となります。お金を出すのはちょっと・・という方はシェア・拡散にてご協力いただけると嬉しいです。(本記事をUPするの忘れていて、残り13日です・・)
ニューボーンフォトは写真を通じて赤ちゃんに感謝する機会でありたい。カメラマンの立場として皆さんの笑顔を支える、社会の一片を担えたら嬉しく思います。