午前中に雨が上がりこうのす花火は予定通り開催と思っていましたが会場コンディション不良で昼に花火大会順延のアナウンスがあり、後半実習は代替案の写真展巡りをしました。前半座学は「写真をアップデートさせるためには? 写真の価値ってなんだろう?」をテーマに1.5時間ほどノーベル文学賞カズオ・イシグロ氏や仮想通貨を例に挙げ思考を広げるきっかけになる事柄をご紹介。それら今後の制作に必ず有意なものとして作品に反映されることと思っています。
ココハナフォトフェス2017 前半座学:思考のストレッチ
前半座学は思考のストレッチをテーマに1.5時間ほど。以下キーワードとそれら実例などをご紹介していきました。なんとか時間内に詰め込みましたが次は半日~1日講座でやりたい。写真の価値を例として10,000円札に例えました。原価20円の10,000円札が10,000円の価値があるのは端的にいうと思い込みです。意外なことですがなぜ10,000円の価値があるのか経済学で明確に説明できません。もう少し詳しく説明したい部分ありましたが、写真に限らず広く物事に通用する考え方で重なる部分が多かったと嬉しいご意見をいただきました。
1.時代を捉える
- 写真をアップデートする(変わりゆく時代に適合させていくこと)
- ◯◯年前と現在の違い
- 価値は大衆(流行)が決める
- 批判的な目をもつこと
- 瞬間・絵作り
- インパクト
- 行儀の良い物
- 特等席
- 思考的な存在
- コントロールできないもの・偶然性
- 予測できないもの
2.破綻・新しい価値感
- 懐古主義・新しい価値観
- 失敗が失敗でなくなる
- 写らなさ・曖昧さ
- 予定調和
- 肯定的につかうツール
3.写真の役割(因数分解)
- 情報を伝える
- 瞬間を捉える
- 絵作り
- 光と影
- ボケ
- シャッタースピード
- 記録性 など
ココハナフォトフェス2017 後半実習:写真展めぐり
後半はこうのす花火大会で実践の予定でしたが順延につき写真展めぐりに変更です。ニコンプラザ新宿 THE GALLERYはちょうど鶴田真由氏×小林紀晴氏のトークイベントが開催されているタイミング。空間を使った項目を分けなど企画展らしい嫌味のない洗練された展示です。感じ方は人様々、正解のないことをストリーミングのように語り合うのもいいですね。オリンパスギャラリー東京・アンバサダースクエアの三橋康弘氏にミニトークイベントを開催していただきました。
- 鶴田真由×小林紀晴 写真展「Silence of India」(ニコンプラザ新宿 THE GALLERY)
- 小池彩子 写真展「¡Vamos!(ヴァモス)」(オリンパスギャラリー東京)
- 三橋康弘 写真展「駅と彼女。2016-2017」(オリンパスギャラリー東京・アンバサダースクエア)
- 山本治之写真展「ぶな林彷徨 ―美しきぶな林の四季―」(リコーイメージングスクエア新宿)
- 佐藤健寿 写真展「WUNDER」(エプサイト)
ココハナフォトフェス2017
前半座学開始13:30で後半写真展巡りが終ったのが18:00すぎと長丁場のお付き合いをいただきました。そのあと都庁展望台で夜景撮影をする方やビックカメラへレンズを買いに行く方などそれぞれの2次会があったようです。(ぼくはマップカメラでライカを・・)
ココハナフォトフェス2017は明日最終日、イベントはまだまだ続きます。
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