冬のモンゴル撮影ツアーまであと2か月です。11月は雪が降り始め一面真っ白になります。気温は冬の北海道旅行と同等と思っていただければだいたいOK。広い大地の移動は4WD車両、冬山登山をする訳ではないので使い捨てカイロなど準備すれば大丈夫。毎年のように冬のモンゴルに訪れていますが、どなたも出会いや風景、好奇心がはるかに寒さを上回っています。冬の装備や小物・撮影に関する過去記事とともにご覧ください。
11月 冬のモンゴル撮影ツアー(雪原・馬の群れ・星空・遊牧民)
モンゴルは乾燥しているので日本の東北・北陸のようなドカ雪は降りません。ただ少しでも雪が降ると広大な大地はいたるところを真っ白へ姿を変えます。降雪の早い年で11月上旬ごろから雪が降りはじめます。(これらが11月下旬に日程を設定している理由のひとつです。)
夏に草原を駆けていた馬が雪原をステージにするのはまた美しい姿。撮影ツアーは昼夜忙しく撮影のご案内をするので、どこがメインか定かではありませんが、雪原の馬は独特の魅力を認識させられます。
かつて日本も農耕や移動手段の一片に馬がいましたが、今となっては牧場で見かけるくらい。モンゴルでは大地を疾走する迫力以上に生命そのものであることを感じる機会です。
11月 ウランバートルの気候
モンゴルの冬は寒くないの?大丈夫なの? とよく聞かれる質問ですが、日本人が過ごせるのは11月まででしょうか。12月になると大陸は本格的な冬になるので、屋外撮影は難しくなります。(寒波が来たら-40℃・・)
モンゴルは日本の4倍の面積。
11月に訪れるにあたり、想像できる例として2月札幌の気温と比較します。
昼間の平均気温・寒さ対策
- 昼間の平均気温:-6℃(ウランバートル・11月)
- 昼間の平均気温:±0℃(札幌・2月)
無風ならあまり変わらない?
風があるとやっぱり寒いかな。
冬の北海道より寒い分はヒートテックのようなインナーの重ね着や使い捨てカイロで調整します。
寒がりさんのために対策記事を書いているのでご覧ください。
ソレル スノーブーツ・冬山登山靴 冬のモンゴル装備 その1
モンベル メリノウール アルパイン ハイソックス モンゴル装備 その2
天然羊毛の極厚ウールインソール 冬のモンゴル防寒装備 その3
モンゴルの星空撮影
11月に滞在するボルノールはウランバートルから約100km離れています。日本国内で街から100km離れたところはなかなかなく、モンゴルの夜は(方角によって)国内で比べ物にならないくらいに真っ暗。
解放F値4.0では物足りないので、F2.8より明るいレンズを使うと良さそうです。
そして空は広いので超広角と言われる焦点距離のレンズをお勧めします。具体的に焦点距離20mmより広角であれば、星空+地上の造形物(ゲルなど)の撮影が可能です。
と言っても明るいレンズは高価です。単焦点の場合、
- シグマ 14mm F1.8 DG HSM
- シグマ 20mm F1.4 DG HSM あたり(価格的に)手ごろでしょうか。
シグマ 20mm F1.4 DG HSM で撮ったもの、F1.4・F4.0の写り方比較はこちらをご確認ください。
充電・コンセント・航空機の持ち込み重量
ツーリストキャンプは場所によって自家発電ですが、11月に滞在するボルノールは24時間コンセントを使えます。
モンゴルの電源プラグ・コンセントはB・B3・Cタイプなど3種類がメインです。
よって、世界中で対応するマルチタイプを用意しましょう。
電圧は220Vですが多くのスマホやデジカメ・PCの充電器は100-240Vに対応しているので、変圧器は不要です。
(機器・充電器の裏に書いてあれば形状のみ変換でOK、ご確認を)
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その他気を付けることとして、モンゴルMIAT航空の持ち込み重量に厳しいことに注意します。
記事の後半をご確認ください。
11/22(金)~27(水) 雪原のモンゴル撮影ツアー 10名限定
2019年11月撮影ツアーは武藤個人的な企画(部活)、今回は10名限定です。
スケジュール・詳細・費用など、お問い合わせください。