富士フイルムがモノクロフィルム アクロス100の生産中止を発表したばかりのタイミング+今更ながら、モノクロ暗室を作りました。持て余していた制作アトリエを整理して先日、写真教室をはじめましたが、加えてモノクロ暗室もお見せできるようになりました。(小規模プリントとして十分使える空間になったので、レンタル暗室化したりモノクロ暗室プリントのワークショップをはじめるかも知れません。)
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※ 場所:プライベートアトリエにつき個別連絡(小田急線 豪徳寺駅から徒歩7分・世田谷線 宮の坂駅から徒歩3分)
モノクロ暗室つくりました@世田谷
3月フルスケジュールのモロッコ撮影ツアーから帰ってきて、4月は桜の撮影ツアーで忙しいはずでした。が、今年は桜の見頃がずいぶん早くツアーキャンセル続出。予定外の自由な時間ができた結果、アトリエ整理+暗室DIYしていました。
富士フイルムはモノクロ印画紙をすでに生産中止していて、フィルムも在庫限り(2018年秋にアクロスなくなるらしい)というタイミングでなぜ暗室(?)ですが、興味を抑えられず作ってしまいました。GWのお出かけはホームセンターを往復しただけで終了しましたが、暗室の出来に満足しています。笑
モノクロ暗室機材
今の所、こんな構成です。ちょっとずつ変わっていくかも。使っていると欲が出てくるもので、もうちょっと変えていきたいなあというのが正直なところです。不要な暗室用品(小物)があれば使わせていただきます・・!
引き伸ばし機
- フジ N690MF(135~6×9)
- meopta axomat student(135)
タイマー
- LPL ET-200
- Lucky timer3
ネガキャリア
- 135
- 6×7
- 645~6×9 ガラス挟み込み(DG120)
多階調フィルター
- イルフォード マルチグレードフィルター
イーゼル
- LPL ユニバーサルイーゼルマスク
スコープ
- LPL フォーカススコープ
ライトボックス
- 堀内カラー イルミックスⅠ型
現像プリント行程
- バット×4(現像・停止・定着・水洗1)
- 水洗2(流水)
- 暗室と別に、水切り作業エリアあり
印画紙現像できる最後の世代かも
デジタル技術がカメラの敷居を下げて、インターネット技術でどこでも作品発表ができるようになった反面、フィルムカメラというアナログ的な消費が限りなく縮小してます。ミニラボを設置しているプリントショップはレーザー露光を経た、化学反応によるプリント現像(発色現像)をしていますが、いずれインクジェットプリントに置き換わっていくと思っています。初期コストと作業スベースが雲泥に違うわけですから。
日本は世界の主要メーカーが揃っているカメラ大国と言えます。世界的カメラメーカーである富士フイルムが印画紙販売をやめてフィルム販売もやめるという状況です。(いずれやってくるであろう社名はいずこ? が歴史を語り続けるのでしょう。)
今朝届いた暗室用品の有効期限がまさかの来月(え!)になっていて、時代の流れを逆らうことはできないなあと感じました。笑
ぼくたちは印画紙現像できる最後の世代になるのかもしれません。
FUJIFILM 黒白多階調印画紙 フジブロ バリグレード WP 光沢面 キャビネ 50枚入り F BRO VG WP FM K 50 A
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- メディア: Camera
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FUJIFILM 黒白ネガフイルム ネオパン 100 ACROS 35mm 36枚 3本 135 ACROS100 NP 36EX 3SB
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Camera
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